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コンデジ用レリーズアダプター作成

銀塩カメラが主流だった頃の天体写真は、カメラを固定して撮る星野撮影にしても赤道儀に載せて追尾させるにしても長時間露光で撮影させるのが定番だった。
しかしデジカメが高感度・高解像度になり一眼レフデジカメが出てくると、星野に関しては長時間露光しなくてもしっかり星が写るし後処理はパソコンでやればお手の物なので、短時間で撮影したモノを複数枚重ねるいわゆるコンポジット撮影が主流になってきた。

しかし、デジ一ならリモコンがオプションであって固定したまま連写出来るが、コンデジだと星空モードやマニュアルで設定して単発ならできるけと押しっぱなしは…だったのだが、カメラ周りの小物を扱ってるエツミで面白いモノが出ているのを発見
バンドで巻いてシャッター部分にボタンをあてがい、レリーズで固定してやれば押しっぱなし状態になって連写可能という代物。通常のコンデジならコレでバッチリ連写ができる。この間買ったルミックスのTZ-20ではベルトが長く束ねて調整した以外は問題なかった。

ただどうせ撮るなら暗いところに強い、レンズが大きくて細かな調整が出来るメイン機のPowerShotSX20ISでも…とバンドを巻きつけてレリーズを押したらとんでもない事が…
一眼カメラと同じデザイン(デカイけどグリップ感がいいので問題ないが)でシャッターが突き出してるのだが、その周りに付いているズームレバーが飛び出してるので、レリーズを押すとベルトが引っ張られてズームしてしまうのだ。

市販品ではこういったタイプの為に専用ブラケットが売られているが(これとかこんなのとか)結構なお値段だし、構造的にはそう凝った構造ではない為自作してみた。

コンデジ用レリーズアダプター作成_a0009920_20592162.jpg

ホームセンターで売ってる汎用アングルで大まかなベースを作ったがレリーズ固定がそれだけだと安定してつかないので、タミヤのユニバーサルロッドを加工して取り付け。やはりエツミから出ている三脚ネジの1/4ウイットネジのオスとメスがついたモノで固定、カメラ底面と当たる部分にはキズとガタツキ防止のためフェルトシートを貼った。
ちなみに、フラッシュのホットシューについてるのはカメラ屋で見つけたプリズム入りの成立単眼鏡、やはり1/4ウィットのネジが切ってあったのでネジアダプタを介して接続。暗いとモニターもライブビューも当てにならないので、これで中心位置を決めるファインダーだ。

実際撮影してみたのがこの写真
コンデジ用レリーズアダプター作成_a0009920_20592288.jpg

ISSの通過もバッチリ

コンデジ用レリーズアダプター作成_a0009920_20592260.jpg

本当は飛行機の跡は邪魔なのだが、軌跡が面白かったので残してみた

今回は幾つか紹介したけど、エツミのカメラ向け小物パーツが大活躍。他にも面白いものやちょっと使い勝手が不便な所を改善出来るかもしれないので、見て見るのをオススメしたい。
by inu_uni | 2012-04-13 20:17 | 宇宙・天文 | Comments(0)

宇宙・鉄道・電子工作・食い物・・・とりとめなく書き連ねたブログです。


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