日食観測機材準備中
2012年 05月 12日
普段はなかなか観測する機会が少ない太陽だけに、機材も特別なものが必要となってくるので年が明けてからすぐ着手して万全の体制となるよう進めてきた。
最初に作ったのは双眼鏡用フィルター
天体観測用に使ってる7倍×50mmの双眼鏡(ビクセン アルティマ双眼鏡)をビノホルダーでカメラ三脚に装着、そこスチレンボードを加工して作った防眩盾にフィルターを貼ったもの。一般の人にも覗いてもらうよう安全性を高めるための工夫を行った。こいつは肉眼での観察/一般の人に見てもらう専用
撮影用としては拡大撮影用にビクセン望遠鏡のVMC-110Lにフィルターを装着
口径が110mmあり明るすぎてしまう恐れがあるので、フィルターが装着されてるのは丸くくり抜かれてる直径40mmの部分のみ。外装は強度確保と熱対策のためアルミシートを貼っている。もちろんファインダーにもフィルター装着済み。
撮影はカメラアダプターを介して以前記事で紹介したTZ-20を装着してコリメート撮影(肉眼で覗く代わりにカメラを置いて撮影する方法)、写真は借りた28mmアイピースを使ってるが注文した30mmアイピースが届いたのでそちらを使う予定。鏡筒×アイピースでの倍率は34.5倍になるがコリメート撮影のため実質は50倍程度になるものと思われる。 またフリップミラー付きなので切り替えれば肉眼での観測も可に
もちろん装着フィルターには望遠/双眼鏡用の眼視フィルターで一般的に売られてる日食メガネのものとは別物、更に高い減光率なものを使っている。
ですので、日食メガネと双眼鏡・望遠鏡やオペラグラスなど、たとえ玩具クラスなものでも併用しての利用は危険なことも記しておきます。
これ以外にはおそらく遠景撮影用に手動インターバルタイマーで撮影も行うつもり。