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ついつい物欲に…

先週末、長野県原村にある八ヶ岳文化園で開催された原村星まつりにいってきました。

この時期全国で開催されている天体観測系のイベントですが、友人勤務の店が数年ぶりに出店するのでその支援と、この手のイベントでは各光学メーカーや販売店によるジャンク市やアウトレット商品目当てです。

まあこの間望遠鏡も買ったことだし、アイピースとか使い勝手向上のアイテムでもと思っていたのですが、会場内を覗いてるうちにふとある商品に。

アストロアーツの通販で名前だけは聞いたことあるメーカーの双眼鏡、デザイン的にはよくある大量生産品とほとんど変わらないのですが、6×21と普通に売られてる物より倍率的には落ちます。しかしそれでいながら定価が13200円のところ会場限定で値引きしても6000円という、まあ量販店で売られてる物なら2台は買える価格です。
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しかし目利きの多い会場で、この価格で売られてるには何かある…と思いサンプル機をのぞかせてもらうことに。

「なんじゃこりゃ!」

このクラスの双眼鏡から想像していた見え味とは桁違いの見え味です。感覚的な物なのでなかなか説明は難しいですが、量販店の双眼鏡を昔ながらのアナログ放送を14型ブラウン管TVで見た映像だとすると、こちらは20型で小型ながらもIPS液晶でフルハイビジョンを見たような感覚。
もちろん倍率も低いのでそれほど細かくは見えないのですが、とにかくシャープに見えるのです。明暗のコントラストかかっちりとして、小さいことが全く苦にならない。いやいや、普段星見に使ってる某社のスタンダート機種である7×50にも引けは取らない見え味です。

というわけで、早速お買い上げしてしまったのが日の出光学の6×21-S1
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首からかけても全く負担にならない軽さと大きさで、ちょうど光害が強い場所で2〜3等星を探す時に適当なのを買おうかとおもっていたのですが、そんな用途にうってつけです。

売っていたのはスタークラウドさん http://www.starcloud.jp/ で、その社長が小規模ながら良質な双眼鏡をと…始めたのが日の出光学のようです。 http://bino.hinode-opt.jp/ましてや、隣のブースで出店してる初心者向けながら必要な部分は手を抜かない望遠鏡を生産販売しているフォロワーさんでもあるスコープテックの大沼さんまで、徹底して迷光対策してあるからこれはすごいよ。と

あらためて話を聞くと無駄に高倍率にしないで必要な倍率にし、残ったコスト分はレンズやプリズムのコーティングとか手間がかかるコバ塗り(光が通らない部分に黒の艶消し塗装をして余計な光が入らない加工、実際以前紹介した組み立て望遠鏡にこの加工を行なったら確かに見え味が改善された)につぎこんだとのこと。

今回はイベント特価で買えましたが、この見え味なら定価の金額出しても惜しくは無いな、実際夜になって月を見て見ましたがクレーターがかっちり見えるという、このサイズでは破格なものです。
星見に使いたいけど大きいのは…とか、女性からよく聞きますがこいつならオススメできますね。
Commented by noraneko-yome at 2012-08-19 01:57
ご無沙汰してますm(__)m
そんなんなら、息子の自由研究にもアリですねw

お元気そうでなによりです~(^∧^)
by inu_uni | 2012-08-09 21:49 | 光学機器 | Comments(1)

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