このブログの更新日時は、7年前小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還・大気圏再突入した時間です。その日は日曜で鉄道模型の運転会の開催日だったので途中Twitterなどで状況を確認し、帰り道まだ4G回線はなく3Gの細い回線でニコ生やUstなどで中継を見ながら急いで帰って帰還までに間に合った記憶があります。
現在、後継機たる「はやぶさ2」が小惑星リュウグウ目指して航行中ですが、打上から7年目で帰還してそれからさらに7年ということで色々と振り返ってみたいと思いますが、専門的な話はそれが得意なところを見てもらったほうが一番なので、これを機会におすすめしたいというか同じ題材がほぼ同時に3本も映画化されたという奇跡について。
そもそもはやぶさ自体が物語として定番な「行って帰ってくる」という物語の定番プロットな題材なことと、機体自体は無人ですがそれを動かしていたチームがいたということで、派手なアクションはないものの十分ドラマ性を帯びていたことがベースにはあるのかと。
更に数々のトラブルとそれを乗り越えていくという事が数多くあったため、切り口次第では何本ものストーリーが出来そう…というのが実現してしまった稀有な例かと。(その裏にはJAXA自体は特定の会社のみを優遇しないという方針もあったのですが。)
そうしてできた3本がそれぞれ見どころある作品ですので紹介を兼ねて簡単な感想を。(順番は公開順)
「はやぶさ/HAYABUSA]
1番先に公開されたFOX版ですが、実のところ自分はこの監督のそれまでの作品にあまりいい印象を抱いてなかったのですが、蓋を開けてみたら淡々とですが、その中でしっかりと細部を描くという予想以上にガチンコな作品に仕上がってました。
「はやぶさ 遙かなる帰還」
3作の中では一番重厚な人間ドラマよりな作風ですが、製作者関係のインタビューにもあるように渡辺謙氏が川口先生をリスペクトして熱演しているのが見応えあります。FOX版と比べたら深い作風です。
「おかえり、はやぶさ」
最後の公開となった松竹版は、はやぶさだけでなく過去や未来も織り込んだ物語と若さというか熱さを感じさせるドラマでした。(まあある意味誇張しすぎている部分もあるのですが)とっつきやすさではこっちかな?
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