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東京とびもの学会2

前回の記事で紹介できなかった展示物を
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こちらは工学試験衛星ひてんに搭載されて、月の軌道(地球から見ると孫衛星)に初めて乗せた子機のはごろものロケットモーター予備品や
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さらには実際のロケットに使われていた点火装置各種
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現内之浦宇宙空間観測所(開設当初は内之浦宇宙センター)開所時に打ち上げられたロケットの予備品といったら「どっから持ってきたんだ?コレ…」という様なアイテムが

更には3Dプリンターで自作した1/144ロシアのディーゼル機関車を販売していたり…
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これが何故有るかというと
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ソユーズロケットの運搬に使われている(この状態で運搬して発射台に据付ける)機関車だそうですが、製作者曰く「なかなか資料がなくて細かいディテールがわからないんですよ…」と話していたところ、以前の若田宇宙飛行士の打ち上げを見にいっていた方から「写真資料ドッサリありますよ。」などという申し出があるというなんともすごい状態w
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鉄道模型好きとしては、三軸台車のB-B配置なんてどんな動力を使ってるんだ?と中身を見せてもらいましたが、「中古で見つけたマイクロエースの海外型から持ってきた」とのこと。
けれど、近年マイクロエースから海外型を出したという記憶はないし、動力構造がどう見ても年代物の構造をしているところから察するに、しなのマイクロ時代の製品か輸入した物を自社ブランドで売っていたものではないかと推測。
さすがにこのあたりの話は推測の域を超えていないので、今度詳しそうなクラブのメンバーに聞いて見ますか…
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ソユーズロケットに関しては16番サイズでも再現してましたが、こちらは機関車はアメリカのジェネシスタイプの塗り替え(元々派手な機関車だからロシア式のカラーリングを施されると意外と気づかないものですな)運搬車両に至っては、コキ50000の流用と一本ヤラレタと感心。

会場内では同人誌やこういった模型の販売と並行してプレゼン部門というものも開催。中には本職の方なども混じって(さすがにそのままのプレゼンはしないのですが)いたりと、相当に濃い話の数々。
一番すごかったのは、学研の大人の科学で現在発売しているカエデのタネの飛行原理を応用した「カエデドローン」の開発者によるプレゼンと製品はもちろん開発モデルの実演飛行。
会場内は空調による気流でかなり厳しい条件ですが、その中でも結構自由にコントロールできる様は結構すごいことです。(以前の回で自分もジャイロ付きのヘリラジ飛ばしたことありますが、吹き出し口のダウンウォッシュはかなり強烈で意識してないと墜落の危機に)

とびもの学会は毎年大体3月の第2週に開催予定ですので、興味のある方は是非どうぞ。

by inu_uni | 2017-03-18 06:00 | 宇宙・天文 | Comments(0)

宇宙・鉄道・電子工作・食い物・・・とりとめなく書き連ねたブログです。


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