
昨夜、夜ふと空を見上げるとかなり満月に近い月が。
例年ならばこの時期だと梅雨空で満足に月や星は見えないのですが、九州ではとんでもないとこになるくらい降っているのにこの辺りは空梅雨と言ってもいいくらいあまり降ってないからこそ七夕に月が見えてしまいました。
残念ながら、織姫星のベガ、彦星のアルタイルは雲間に隠れてしまってみつけられませんでしたが、雲が退けばすぐ見つけられるかと。
けれども、今日の七夕だと残念ながら二人の間に天の川は見つけられないでしょう。何故なら今日の月齢は13、かなり満月に近い状態なのです明る過ぎるのに加え、明け方近くまで沈まないため淡い輝きの天の川を観るには不向きなのです。

実のところ本来の日本の季節の行事は月齢を基にした太陰暦で決めているため、こう言った天文現象が絡むものに関しては今の太陽暦を使った暦とはかなりズレているものなのです。
では、実際の七夕はいつになるのか?今年は8/28日になります。
国立天文台「スターウイークと伝統的七夕」
太陰暦ベースでの日付ですので7日=月齢7となり、上弦三日月となり沈むのも22時過ぎぐらいになりますので、晴れれば月明かりがない暗い空でベガとアルタイルの間に横たわる天の川を眺めることができるでしょう。



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普段望遠鏡などの購入でお世話になってるお店と協力して、そこの駐車場にてお店に来た方や通りがかりの人に気軽に星や天体観測に触れる機会を持ってもらいたいという目的で、地域に公開天文台や天文を扱ってる科学館がないこの地域での天文学普及の一端も担っている部分もありますし、大きな天文現象でもない限り中々集まる機会のないクラブのミーティングという側面もありここ数年続けて開催しています。
ですが、今年に入ってからことごとく第2・4土曜に天候に恵まれず直近ではここ3カ月ほど開催出来ない、ひどい時には週間予報の段階で避けようがない天候悪化や昼間は良かったものの陽が傾くににつれて曇り出し夕方には一面分厚い雲に覆われてるなどもあり不成立なんてことまであるという状態。
そんな有様でしたが、先の土曜は昼間からほとんど雲ひとつない快晴、久々の開催となりました。

本当に久々なこともありクラブ員も続々と集まり下手な公共天文台も真っ青な大型屈折から、お店で買って使い方が解らないので教えてもらいたい…と来た入門者まで、ずらりと望遠鏡が。ざっと数えたら11基もの望遠鏡が!
この日は前日が新月だったため夕暮れの西の空には月齢1の細い月が。
かなり傾いているため、普段では中々綺麗に観測出来ないのですが、この日は前日が雨だったこともあり大気の状態が綺麗で安定していた為か望遠鏡で拡大しても安定してじっくり観測できるという珍しい条件。
また大気の揺らぎの少なさで、今シーズン天頂の目立つ位置に登っている木星もしっかり2本のシマが小形鏡でも判別できる絶好の条件。
好天候を待っていた方や通りがかりの人まで含めて久々の大盛況でした。

なお、ここぞとばかりに大型屈折鏡を持ち込んだ方は終了時間後も自主的に延長して日付が変わるまで観測したとの事w


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ここはほぼ年中無休でロビー等の一般公開はしているのですが、文字通り研究施設なので売店がわりの大学生協(大学共同利用機関でもあるので大学生協がある)や職員食堂は土日祝日には利用できないのでそちらが目当てです。
ただ高速料金が発生も平日扱いなので節約のため極力下道を。到着した時は昼過ぎになってしまったので、いそいそと食堂へ

JAXAの食堂だから、それらしいメニューが…と期待してはいけませんw(以前はJAXAランチと称したメニューがありましたが、今回は見かけなかったなぁ…)
普通に職員食堂ですから定番の定食セットやうどんそばラーメンのメニューにカレーと、一般的な社食と変わりません。なので定番のカツカレーを…
ちなみに、お値段は一般的な社食クラスと変わらない(実際、給食施設がない向かいにある国立近代美術館フィルムセンター分館職員が毎日利用してるらしい。)
腹拵えが済んでから、展示室の見学。
前回は去年の特別公開時でしたから、その後追加された展示物を、中心にチェック。

現在小惑星リュウグウに向けて飛翔中のはやぶさ2ですが、その状態がリアルタイムで見れる「はや2NOW」
残念ながらこの時間は運用時間外でしたが、通信が行われると何処の地上局と交信してるのかが分かるようになってます。

そしてそのリュウグウの1/500レーダ観測結果の想定模型。立ち入り禁止ポールのサイズと比較しても分かるように、結構デカイモデルです。
あと新展示ではないのですが、スペースシャトルに搭載して人口オーロラ実験を行ったSPECの実験装置に「実際実験で宇宙に行った機器です」との表示が…

昔はなんの説明もなく装置ドンっと置かれていたから、まさかシャトルに載せた本物どころか2000年代ともなれば80年代に行われた実験自体覚えている人も少なく一体なんの装置なのかさっぱり判らなく、あとでこれらの経歴がわかりビックリした記憶が。
このあと周辺の模型屋を何件か回りましたが、あまり出物がなく消耗品や車両ケースの中古を買っただけで退散…

帰りも途中まで下道で、ラーメン屋で夕飯を食べ帰宅。

ここからだと片道100km弱、ちょっとしたドライブにはちょうどいい距離ですからねぇ。

こちらは工学試験衛星ひてんに搭載されて、月の軌道(地球から見ると孫衛星)に初めて乗せた子機のはごろものロケットモーター予備品や

さらには実際のロケットに使われていた点火装置各種

現内之浦宇宙空間観測所(開設当初は内之浦宇宙センター)開所時に打ち上げられたロケットの予備品といったら「どっから持ってきたんだ?コレ…」という様なアイテムが
更には3Dプリンターで自作した1/144ロシアのディーゼル機関車を販売していたり…

これが何故有るかというと

ソユーズロケットの運搬に使われている(この状態で運搬して発射台に据付ける)機関車だそうですが、製作者曰く「なかなか資料がなくて細かいディテールがわからないんですよ…」と話していたところ、以前の若田宇宙飛行士の打ち上げを見にいっていた方から「写真資料ドッサリありますよ。」などという申し出があるというなんともすごい状態w

鉄道模型好きとしては、三軸台車のB-B配置なんてどんな動力を使ってるんだ?と中身を見せてもらいましたが、「中古で見つけたマイクロエースの海外型から持ってきた」とのこと。
けれど、近年マイクロエースから海外型を出したという記憶はないし、動力構造がどう見ても年代物の構造をしているところから察するに、しなのマイクロ時代の製品か輸入した物を自社ブランドで売っていたものではないかと推測。
さすがにこのあたりの話は推測の域を超えていないので、今度詳しそうなクラブのメンバーに聞いて見ますか…

ソユーズロケットに関しては16番サイズでも再現してましたが、こちらは機関車はアメリカのジェネシスタイプの塗り替え(元々派手な機関車だからロシア式のカラーリングを施されると意外と気づかないものですな)運搬車両に至っては、コキ50000の流用と一本ヤラレタと感心。
会場内では同人誌やこういった模型の販売と並行してプレゼン部門というものも開催。中には本職の方なども混じって(さすがにそのままのプレゼンはしないのですが)いたりと、相当に濃い話の数々。
一番すごかったのは、学研の大人の科学で現在発売しているカエデのタネの飛行原理を応用した「カエデドローン」の開発者によるプレゼンと製品はもちろん開発モデルの実演飛行。
会場内は空調による気流でかなり厳しい条件ですが、その中でも結構自由にコントロールできる様は結構すごいことです。(以前の回で自分もジャイロ付きのヘリラジ飛ばしたことありますが、吹き出し口のダウンウォッシュはかなり強烈で意識してないと墜落の危機に)
とびもの学会は毎年大体3月の第2週に開催予定ですので、興味のある方は是非どうぞ。

学会と称してますが、学術的な…というものでなく、ポスターイラストから察せられるかと思いますが、同人誌の即売会の様なものです。
http://tokyo.tobimono.org/
「紙飛行機から人工衛星まで」というキャッチフレーズの通り、空を飛ぶものを扱って入れば実物・架空・創作なんでもありというもの。実際のロケットだろうがゲームに登場する戦闘機だろうが、空想上の生物でも何でもあり。
ただ、コミケとか他のイベントでは扱いにくい実機や模型関係の同人誌が多めな事です。
それと他のイベントと違うのは展示部門やプレゼンテーション部門というものがある事。

展示部門では参加者各自が持ち寄った、自作の模型や実物のお宝の数々が、こちらは市販のクワッドコプターを改造したミレニアム・ファルコン号

模型屋で箱だけ見て「デカすぎてとても買えない、買っても作れないw」と思って誰も中身を見た事ないDRAGON製1/72サターン5型ロケットのキット。参考においた500mlのペットボトルと比べるとどんだけでかいのか…購入者も一部は組み立てたが、流石にまだ完成までには至ってない様です。

更には日本最初のロケットであるペンシルロケット。今最初の実験地である国分寺市のふるさと納税返礼品でレプリカがもらえますが、こちらは当時の実物。中には試作しただけで使われなかったものや、一般的な資料に載っているモノとは構造が違う試作モデルまで。

中には中国航天局謹製の宇宙ステーション天宮6号の模型とか…
まだまだ見所は有ったのですが、またのち程…
まあ月食とはなんぞ?いつあるの?という方にはこちらのリンクを>月探査情報ステーション
んで「月食って写真に撮れるの?」って人が結構見かけるのでとりあえず簡単な方法を。
<用意するもの>
・カメラ
とりあえずズーム付きのコンデジあたり、スマホのカメラ機能だとズームがレンズで拡大する光学ズームでなく大きな画像の一部を拡大するデジタルズーム方式なのとこの後に書く道具や方法ができないのででちょいと厳しいかも。倍率としては10倍あればそれなりに見れるサイズですが、それ以下でも写すだけなら大丈夫です。
・三脚
食に入ると思ったより月が暗くなりますので、カメラを固定するために必要。簡易のミニ三脚でも安定した置き場所とちょっと一工夫すればブレを抑えることができます。
<撮影方法>
1.三脚にカメラを固定します。
2.カメラのモードは「夜景モード」とか「星空モード」等がある場合はその設定を。ない場合は「シャッター速度を遅く」「絞りを開く」「感度を上げる」設定で(具体的なやり方は機種jによって違うのでマニュアルなどで確認を)
3.シャッターを押した時にカメラがぶれてうまく映らないことがよくあるので、リモコンがあるものはそれを使用する。無い場合はセルフタイマー機能を使ってシャッターボタンを押してからシャッターが切れるまでの時間で振動が収まるようにします。
んで、これでどのくらい撮れるの?ということで、前回(2012年)の月食の際にコンデジで撮影した写真を。

使用したカメラはCanon PowershotSX20 16倍ズームの普及機種です。(過去記事などに載ってる機体です)
少しぶれているように見えますが、このくらいの倍率&スローシャッターだと地球の自転&月の公転で動いているのが画像としてしっかり出てしまいます。これを無くすには赤道儀などの特別な装置が必要に・・
事前に月を撮影(満月近辺だと明るすぎるのでもう少し欠けたほうがより月食の光量に近づきます)して、この1か月間にチャレンジしてみて、皆既月食を撮影してみましょう。